いちとせ備忘録

乙女ゲー感想中心のブログです。

舞台 遙かなる時空の中で3 8日夜 感想

 

 お芝居を観に行きました。久々の遠征でした。
 雪の影響で飛行機の欠航も危ぶまれましたが、無事に飛びました。良かった良かった。

 

 遙か3舞台の感想。

 すごく素晴らしい作品でした。長い話をうまく完結させていて、すごいなあと思いました。
 第一部では、とにかく泣きました…。みんな泣いてましたね。初めてゲームやったときのことを思い出しました。


 望美ちゃんが、九郎さんの亡骸を必死に動かそうとする姿でも、号泣。
 第一部での悲しい運命が、もう本当に悲しくて(語彙が残念だな)、そこから運命を変える、と決意した望美ちゃんは強く、第二部からの勇ましく、強く、強くならざるを得なかった望美ちゃんが痛ましいくらいに凛々しかったです。

 

 ここからは登場人物別に感想。

 

 望美ちゃん。
 吉川友さんの望美ちゃんは、本当にすごくカッコよくて笑顔が可愛くて殺陣が舞うように美しくて、すごかったです。
「あなたが、神子……」(CV白龍)の気持ちで見ていました。
 なかなか、乙女ゲー界最強にして人気の高い望美ちゃんを演じるのはきっと物凄く大変でプレッシャーもあったと思いますが(パンフにもありましたね)、「あなたが神子で良かった……」という気持ちでした。
 美しく、悲しくて、可憐で。

 運命を経験した後の望美ちゃんは本当に強くて勇ましくて、俺たちの惚れた望美ちゃんだ! となりました。知略にも長けていて、最初は望美ちゃんテストの結果は聞かないで! という流れでしたが、地頭は良いですよね神子。

 

 最後の挨拶の時に、吉川さん噛んじゃって「時間よ戻れ」と言ったのは可愛かったです。
 おみ足も美しい……。
 殺陣の、スカートのひらひらにハラハラしましたが、ちゃんと見えないような構造になってましたね。安心。

 

 譲くん。
 譲くん最愛としましては、隙あらば譲くんばかり見つめていました(二回以上見たかったなあ……)。写真より本人のほうがずっとカッコ良かったなあと思いました。他の方のメインの芝居の場面でもついつい見つめていました。好きだ……。推しが三次元にいる現実が夢のようで、今でも夢を見ていたのではないかとすら思えます。幸せでした。


 ヒノエくんとの出会いのシーンで、ヒノエくんに握手されたところとかも可愛かったです。
 景時さんとも仲良しになって、オオサンショウウオ式神のシーンは笑えました。
 この譲くんの「これではまるで拷問だ」がどうなるのかなあと、妄想は尽きません。

 

 将臣くん
 還内府。マジ将臣くんだった。正に将臣くんがそこに居た。結構、将望感強かったなあと思いました。でも、第二部で夢の中で斬り合いをするシーンは悲しくて泣けました。
 望美ちゃんは、とにかく悲しい運命を変えるために必死に戦いますが、そのために大切な存在をも斬る決意をする、というのがとにかく悲しくて。涙が溢れました。
 最後の壇ノ浦(?)のシーンで、仕留めようとするときに落とした懐中時計から流れるオルゴール。そこでも涙。


 最後は南に落ち延びて、もう出会うことはないのかなあと思いました。切なかったです。

 

 九郎さん
 かっこよかったです。「女が戦場に出るなど」と強く反対していましたが、望美ちゃんの力を認めると、理解してくれて懐が深いなあと思いました。
 兄上の非情さと戦いの局面を天秤にかけて、苦渋の決断をしたり辛い役回りです。
 第一部で知盛に敗れたときに望美ちゃんに「お前と、平和な未来が見たかった……」と言って亡くなるのが悲しくて。


 最後のシーンは九郎さんとのエンドという感じでしたが(あれはマルチエンディングだったのだろうか?)九望幸せになってね……。

 

 ヒノエくん
 かっこよかったですね(それしか言えんのか)。ヒノエの女の方はどう思われたでしょうか。わたしはアリだなあと思いました。敵対して「次に会ったら、お前のすべてを奪うよ」と言うところがヒノエくんらしい言い方だなと。


 第二部で「お前にオレは斬れるのかい?」に「斬るよ」と即答した望美ちゃんは悲しいくらいに真っ直ぐに平和を、源氏の勝利を目指していて、誰かを守るというよりみんなを守ることに重きを置いていましたね。それ故に傲慢でさえあり。

 

 弁慶さん
 弁慶さんの策士っぷりは白龍の神子の利用価値を語るとことに出ていましたが、基本穏やかで麗しかったです。


 あの外套どうなってるのかな。多分内側で固定しているのかなと思いました。じゃないと殺陣で外れてしまいそう。


 ヒノエくんと二人の時に、拳を突き出し「怖い怖い」と言われていて笑いを誘いました。


 8日夜では最後の挨拶をされていましたが、

 

「弁慶に気を付けてください」

 

観客「??」

 

全員「(弁慶の泣き所のことか!)」

 

 となったときは楽しかったです。ヒノエくんの杉江さんに「寒い寒い」と言われたのがある種の優しさでしたね……。

 

 景時さん
 わたしの行った回では、最初のアナウンスでした。声帯は違いましたが、喋り方が景時さん。語尾に「♪」が見えました。


 お腹が美しい……。ゲームの景時さんは結構腹筋でしたが、輝馬さんの腹筋は細くしなやかに筋肉がついてて美しかったです(わたしの視線が性的すぎる)。
 前髪も可愛かったですし、お茶目だし、かっこいいですし。すごかったなあ。

 

 敦盛さん
 美しい! わたし最初、星元さんって女性かな? って思うぐらい美しい方でした。望美ちゃんも「美しい人」って言ってましたしね。


 はるさん舞台に行く前にBDでコドミュ観たんですが、その作品でフィーニスをされていて、そのヒールっぷりにすごい人だ……! と思ったんですが、敦盛さんもすごかったです。


 再現度が高く、話す感じも正に敦盛さんでした。
 第一部の最期も悲しかったですね。
 望美ちゃんが第二部で人の姿に戻したときに、ほろ、となりました。


(ところでヒノエくんたちと敦盛さんの関係は語られなかったからこの舞台では割愛されたのかなあ)

 

 リズ先生
 先生もっと出番ほしかったなあと思いました。時間が限られているから仕方ないですが。師の風格は流石でした。八葉最強ですよね。

 

 それにしても皆総じて顔がいい。

 

 白龍
 基本、ずっと皆を見守る神様のポジションでした。全てが焼けて望美ちゃんに逆鱗を託した時に、また涙が。


 第二部で時空を越えた神子に抱き締められている姿は可愛かったです。そしてそこに登場する譲くん……(湧き起こる笑い)


 稲垣さんも美しい人ですね。

 

 朔
 黒龍の神子は美しく、慈悲深く、素敵です。扇の戦闘も華麗で、かっこよかったです。


 炎の京屋敷で、望美ちゃんを近づけまいと緊縛の術を使い、それが解けた時に「なんで……、解けたの……?」と悲しむ望美ちゃん。泣きどおしでしたね。

 

 知盛
 誠治郎さんは10年前の舞一夜の天真くんで見た時「うわイケメンで爽やかなお兄ちゃん!」と思ったことを思い出します。


 今回は完全に知盛でしたね。喋り方も笑い方も、再現度高いです。正に知盛。そしてエロい(知盛の女の皆さんは呼吸できてる? と思いました)


 今回すごく楽しかったです。


 ほんと、吉川さんは「あなたが神子で良かった……」という思いが強くて、素晴らしい作品でした。
 パンフに「殺陣は思いやり」という言葉が出てきて、ああ、戦っているように見せているけど思いやりを持たないと成立しないんだなあと思いました。役者の息を合わせて行う。今回それがすごくできていて、美しかったです。

 


 長くなりましたが、舞台遙か3の感想は以上になります。
 東京珍道中(大して珍道でもない)の感想も書くかもしれませんが、書く必要もないかもしれないです。まあ、日記の感覚ですし。
 なんせ久しぶりの遠征だったので楽しくて楽しくて。